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上野の東京都美術館で開催されている「クリムト展」に行ってきました。「接吻」はなかったけれど壁画「ヴェートーベン・フリーズ」は素敵でした。混雑状況は平日ではあったのですが、そこそこ人はいましたが「そこまで混んでいない」という感じでしたよ。
Contents
2019年「クリムト展」@東京都美術館[上野]
クリムトの有名な作品がいくつか出展されていました。
ユディト Ⅰ / Judith and the Head of Holofernes
ポスターにも使われている「ユディト」。2もあるのですが、今回は展示作品の中にはありません。
美術批評家のフランツ・A・J・スザボは、ユディトの表情について「攻撃的な男性原理に対するエロティックな女性原理の勝利」の象徴として絶賛している。また半分閉じた彼女の視線は、歓喜の表現であり、絵画の鑑賞者を直視している。(略)
ユディトは美術史において重大な使命を果たす敬虔な未亡人として解釈され、また描かれてきたが、クリムトが描くユディトは、これまで彼が何度も描いてきたファム・ファタールの範例の1つである。
引用:https://www.artpedia.jp/judith-and-the-head-of-holofernes/
裸のヴェリタス / Nuda Veritas
青が綺麗。ゴールドとの組みわせは気持ちいい。
彼女の上部にはドイツの詩人フリードリヒ・シラーの「歓喜に寄す」からの引用文、「もし、あなたの行いと芸術で数多くの人びとを満足させることができないならば、少数者を満足させるために行為と芸術を行え。多数の人が喜ぶことは悪いことなのだ。」が記されている。
アメリカの「I Want You」のポスターのような、どこかプロバガンダを彷彿させる、メッセージ性の高い攻撃的なデザインは、そのまま女性が手に持つ鏡に映る鑑賞者に向けられている。
女性の三時代 / The Three Ages of Woman
「女性の三段階と細胞を通じて生と死を表現」したとされる女性の三時代。
若い女性や老婆の横に描かれているドーナツ状の模様は細胞とも言われている。クリムトは微生物学に関心をもっており、ドーナツ状の模様はバクテリアコロニーとよく似ていると指摘されている。
老婆は細長い原生虫の中心に立ちうなだれていることから、細菌による分解、つまり「死」を象徴している。一方で赤ちゃんを抱いた女性の周囲のドーナツ状の模様は新しい細胞の誕生、または花模様でもあり、それは「生」を象徴している。
全体として、「生」と「死」を通じて、新たな生成と分解を繰り返していく世界観を「女性の人生」を通して表現している。
ベートーヴェン・フリーズ / Beethovenfries
中でも全長30メートル以上の幻の壁画作品「ヴェートーベン・フリーズ」はよかった。レプリカだと思うのですが、いつか本物を見てみたい。
などなど、クリムトに関係していた作家の作品なども一緒に展示されていました。
デザイナー的な画家たち
ミュシャもそうですが、「画家」なんだけど「デザイナー」的でもあると思うことが多いです。精密性と専門性いう意味では、レオナルド・ダヴィンチ先生も画家でありながら、数学的であり、デザイン的。
今、パソコンのグラフィックソフトで作れるようなものも、全てアナログ手描きで作り上げてしまう感じが、レベルの高い漫画家に通じるものがある。
優れた漫画家は、元グラフィックデザイナーっていうのもよくある話みたいですし(鳥山明、岩原裕二など)。
「やっぱり、アナログも大事っすね」といいつつ、日々グラフィックソフトばかり使っている自分。
人間にも、アートにも矛盾はつきものってことで。。。。
クリムト展は、東京都美術館で7月まで開催中。
お土産はポストカード
実物の色味からは遠いけれど、模写でもしてみようかと思い立ち、ポストカードを買いました。
レジのスタッフの方が着ていた、クリムトの絵のプリント黒Tシャツが可愛かった。でも黒Tシャツってあんまり着ないので、見送りしました。
アートセラピー的視点から見る絵画
今回一緒に行った友達はアートセラピーを勉強していたことがあり、セラピスト的視点から見ると「華やかな絵柄ほど、心はネガティブでだったりする」というようなことを言っていたのが印象に残っています。
ネガティブであるからこそ、美しいものを作り出そうとする。とすれば、そこに投影するのは、何でしょうか。
そのあたりの知識や経験のない鑑賞者は、純粋に美しいものや華やかなものにどうしても惹かれやすい傾向にあると思うのですが、純粋に美しいから惹かれるのか、形を変えた愛の欲求にただ引き寄せられているだけなのか。。。。。求愛する華やかな鳥や虫たちのように。
ざっくり言えば「自己表現は愛の表現である」と言えるかもしれないけれども、それは何のために行われているのか、言語化しづらい「本能的な欲求」すらも、実は明確な目的があるのではないか。
答えは一つではないと思うけれど、そのようなことを考えて、またしても自分の視野の狭さを認識する出来事であったと同時に、「自己表現」についてはやっぱり全くもって未熟者なんだなぁと思ったわけなのであります。
がんばろっ。 \\\\ ٩( ‘ω’ )و ////
恒例の「ダベり」
今回は恒例の心友と行ったのですが、心許せる友達との時間て、本当に話尽きないんですよね。今回も楽しかったです(ありがとう)。
トピックは「人間関係の入れ替わり」について、など。
今年は、世界や社会だけでなく、個人でも、特に今までとは違った変化が起きている時期で、それぞれが様々な体験を通して変化を感じているのではないでしょうか。
誰にとってもわかりやすいのは「環境」や「人間関係」の変化で、フェードアウトしたり、全く予想していなかった人との出会いから、新しい出会いと視点が生まれたり。。。と、「いろいろあるよねー」の一言に集約してしまうんですけども。笑
今後おそらく会うこともないだろうなぁという人であっても、その時の自分を成長させてくれる体験だったと思えるようになれば「先に進めている」ということなのかもしれません。
Nozomi.
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