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映画「“We margiela” マルジェラと私たち」鑑賞

マルジェラと私たち 映画

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先日のヴィヴィアン・ウェストウッドの映画に続き、マルタン・マルジェラのドキュメンタリー映画を観てきました。食後だったからか、英語以外の言語が多いからか、空調のせいか、気づけば時々寝落ちしてました。。

Contents

マルタン・マルジェラとは

例のごとく予習をせずに行ったのと、細々記憶の断片をつなぎ合わせても微妙な説明文になるだけなので、思い切って引用します。

We Margiela マルジェラと私たち

マルジェラと私たち 映画「マルタン・マルジェラは、今日のファッションを形成した最も偉大な人物のひとりだ。」──The New York Times
姿を消したデザイナー、“白”に隠された秘密───「We=私たち」の歴史が今、明かされる。マルタン・マルジェラの素顔とは

ファッショニスタから熱烈に支持され、メディアには匿名性を貫いた「メゾン マルタン マルジェラ」のデザイナー、マルタン・マルジェラ。アントワープ王立芸術学院ではドリス・ヴァン・ノッテンら”アントワープの6人”に先んじて早くから注目を集め、ジャンポール・ゴルチエに3年間師事したのち、88年に自身の名を冠したコレクションを発表。97年~03年まで、エルメスのウィメンズ・プレタポルテのデザインも手がけ、ファッションの最先端を築いたマルジェラだが、09年、表舞台から突然姿を消した───。

挑発的でコンセプチュアルな作品群を発表したマルジェラ自身はどんな人物だったのか。初のドキュメンタリーとなる本作では、彼と共に一時代を築いたジェニー・メイレンスやクリエイティブチームの「私たち」が激動の20年間と、謎に包まれたままファッション業界を去った異端児について初めて語り出す。

97年に撮影された写真以降、公にされた写真は存在せず、インタビューは書面のみで行い、「I=私」ではなく「We=私たち」で答えたマルジェラ。オランダ出身のドキュメンタリー作家、メンナ・ラウラ・メイール監督は「私たち」が封印してきたモードの舞台裏と狂乱の歴史に鋭く食い込み、数々の貴重なアーカイブと証言を掘り起こした。そして浮き彫りになったのは、傷ついた天才と空中分解していくチームの葛藤の日々だった。「私たち」がタグの代わりにした小さな布に込めた意味とは?

引用:https://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/19_margiela.html

型破りな発想とシルエットでモード界に革命を起こした、と言われるブランド「Maison Mertin Margiela(メゾン マルタン・マルジェラ)」。

ブランドのキーカラーは「白」。よって、クルーは全員作業時に白衣をきていました。

マルジェラと私たち 映画

出典:https://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/19_margiela.html

マルタンは顔を絶対に出さないことを徹底しており、撮影は手のみ許可、メディアからの質問もFAXなどで対応。映画でも、クルーとの集合写真も、顔は一切出していません。

よって、映画は周りの数々の関係者の話で進行。主にマルタンの共同経営者、ジェニー・メイレンスの話が主軸をとっています(彼女は、2017年に他界)。

かつて、マルタン・マルジェラというブランドが、独創性を放ち、一定のファンを集めた時代を、時を共にした仲間が語っていき、それぞれの目線、それぞれの体験が、当時の映像と合わせて展開。

マルジェラと私たち 映画

退屈なわけではないのですが、流れている雰囲気が、「寝不足でランチ後の満腹時@ロンドン、しかも天気は曇り」な雰囲気で、うつらうつらしていた自分に気づいてハッとする。それを何回か繰り返してしまいました(隣から、マスクしていて鼻が詰まってる鼻息が聞こえてくるなと思っていたら、同じく寝落ちしていたらしい)。

(若干ネタバレ)なぜマルタンはブランドから去ったのか

なぜマルタンはブランドから去ったのか。

マルタン・マルジェラ自体は、アート的な要素が強いブランドで、有名モデルを使わない、など徹底していたそうです。しかし、途中、ディーゼルに企業買収され、メゾン・マルジェラにブランド名も変更。

今までのやり方とは変わり、有名モデルやセレブを起用し始めたその頃、マルタンは2009年から突如姿を消した、と語られました。

ここからは一観客のただの主観ですが、理由の一つは、ブランドの立ち上げ当初にあったものがなくなり、「力」によって”強制的に”方向転換を強いられたこと。そして、マルタンにしかわからない何かがそこで終わりを告げたのではないか、と。

今もブランドに残り、中の主軸スタッフとして働いている男性は「マルタン・マルジェラで働いている時はーーー最近の人はお金のことを考えて仕事をするがーーー当時はとにかくやりたいことを夢中でやっていた、お金になるかならないかなんて考えなかったんだ」

「(買収後)ある日偶然マルタンに会って、食事をしたんだ。最近は何をしてるのか、と聞いたら彼は「何も」と。絵を書いたりしているとは言っていた。周りは自分と同じような気持ちでとにかく楽しくて仕事をしていたけれど、マルタン自身は、自分たちと同じ感覚だったのではなく、むしろ楽しんでいたわけではなかったのではと思った」というようなことを言っていました(記憶力が曖昧で申し訳ない)。

映画から感じたこと

マルジェラと私たち 映画出典:https://wemargiela.espace-sarou.com/

創作者と、経営者。適材適所。

ブランドの価値観そのものを生み出す人と、生み出された価値観をさらに構築して回していく人は、はっきりと分かれます。ブランドの価値を生み出す人は、世界観の源。

クルーは、ブランドに一番魅了されているファンでもあります。吸い寄せられるようにブランドに魅せられて、働きたいと志願する。給料が出なくても。そこに可能性を見出し、いい意味で「夢見ていた」と言えるほどの熱意を感じました。

枠割、適材適所、というのはブランドの中にも、ある。

組織形態の中では、それがかっちりはまって初めて大きいことが成し遂げられるのかもしれない。会社でも、協会でも、組合でも、本来ならば国も、世界も。

創り出すには、団結すること。

ファッションブランドも会社も、人間のように、生まれて、育まれ、咲くもの、そして、いつか世代交代もするものなんだよなぁ、なんてことを改めて思った次第です。

ファッションとはなにか

マルジェラと私たち 映画

▲ 夜のコーヒーショップは、いい。デカフェのあるタリーズ派。

これはまだ答えが出ていない。考えすぎなだけかもしれません。

私は、昔、純粋にコレクションブランド(特にドルガバ。デザインは今も大好きですが)に憧れがありました。でも、いろいろ社会システムについて少しずつ知っていく中で、これからどう生きていくのかってのを考えてしまう時

値段だけ高くて実用性のない、承認欲求の代名詞になっているだけの、見栄のためのファッションって、なんなんだろう、と思ってしまう面があります。

先日、コレクションブランドの「帝王」、カール・ラガーフェルドが他界しました。今まで「崇められてきた人たち」がだんだんと世代交代に入っています。

競争を起こして、競争に勝つために着飾る、流行を無理やり作り出して消費を起こす。それが経済ってことはわかっていて。でも、そういう時代が少しずつ終わりかけていて

エシカルな在り方がそこかしこで支持されはじめているように、本質的な人間的な在り方が時代に求められているような気がします(分岐点は2039年との噂)。

実用性もあって、体に合っている。といえば、日本人なら着物は伝統的な民族衣装でもありますね、、、、こういう発想は、もう、年代ですかね。現代では、30年代前半くらいから、急に着物に目覚める人が多いらしいです。

少しずつでも、自分のアイデンティティの一部であるものを、具体的に暮らしに取り入れていきながら、自分の中の答えを探してみようと思います。

 

Nozomi.

 

 

 

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