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先日、母が手芸屋でルシアンの生地について問い合わせをしたところ「ここは生地は生産終了なので今後の入荷はありません」と言われたとのこと。
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オリジナルの生地を作るべきか。生地メーカーのルシアンが生産終了、ローラ・アシュレイ本家経営破綻。
調べてみたところ、すでに公式オンラインショップは閉店となっていました。
今の世界情勢でいろんな会社が打撃を受けている状況ですが、実は昔からそろそろちょっとな〜と思っている部署やビジネスを、今回の「おコロコロ騒動」を良いきっかけに潰したりしている企業や部署もあるらしいです。表向きにはこういう流れに乗って円満に閉めやすいタイミングということなのだそう。
(ローラアシュレイはDEAN&DELUCAと同じで本家はもうなくても日本事業としての展開はする予定ということです)
ルシアンが今の情勢理由なのかどうなのかはわかりませんが、ルシアンはコットンこばやしよりもリバティ寄りで、ちょうど良いローン生地がそこそこ揃っていたので、生地の製造販売終了はとても残念です。
現在は手芸屋さんの店舗や、ネットで仕入れ販売されている商品で在庫限りとのこと。
オリジナルの生地を作るなら
ふんどしパンツをたくさん作っていた頃、思っていたことの一つに「なんでこういうかわいい生地がないんだろう」ということが結構ありました。
たとえば、テキスタイル(生地のデザイン)は可愛くても生地の質とあってない、とか、このデザインで違う色が欲しいのに、とか。
もうオリジナルの生地を作るしかないのかな、なんて一瞬よぎってしまいます。
生地のオリジナルプリントサービスを使う
一応世の中には個人向けの生地プリントサービスがいくつか存在しています。
例 ▶︎ ファブリックデザイン
例 ▶︎ ベビーロックプリント
オリジナルプリントは小ロットから発注できる分、単価が高い傾向があります。生産するものはほとんどなんでもそうなのですが大量注文なほど単価は下がります。
サイトにデザインを登録&公表して販売することができるところもあり、その場合は販売から何%を報酬として受け取る形のようです。
例 ▶︎リアルファブリック(販売の10%が報酬)
LINEスタンプみたいなものですね(彼らは半分も持っていくのでボッタクリすぎと言われていますが)。
知り合いに作ってもらう
アパレルの生産に関わっている人であれば、いろんなツテで自分の生地を作ることも可能なんじゃないかと思います。
ただやはり個人でやるにしても法人でやるにしても、最小ロット(発注数)や外国で生産する場合は運搬費(船便とか)、関税がかかったりと経費と利益とのバランスによるところもありそう。
現実的に考えると「利益率」ですね。
元パタンナー兼プロの縫製さんと本件について話していた時「生地は利益率低そうだからなぁ」とぼそっとおっしゃっていたのがひっかかります 笑
そう考えると、リバティはもともとイギリス発なこともあり、明らかにお金持ちの趣味から始まっているような気もしますが、知れば知るほどマーケティングがうまいんだなぁと感心。
話を戻して、もし生地を作るとしても、果たして生地を生産して売るということに、どれだけの情熱が注げるかっていう話になってきそうですが。。。
結局利益がそこまでないけど続けたい、っていうのはだいたい強い「想い」が原動力になっているので、ドライな視点でみてみると、どうなのかな〜っていう。
テキスタイルデザインについて
生地のデザインをテキスタイルデザインといいますが、多少のグラフィックデザインやイラストが描ける人であればテキスタイルデザインをすることは可能です。
一応こんなノウハウ本とかもあります。拝読しましたが、パターンをどう組み合わせるかの基本など初心者に丁寧に教えるような内容でした(結構分厚い)。
グラフィックソフトでパターンをどう作るか、は英語で検索するといいTipsが出てきます。なぜか日本語ではあまりいい記事がありません。
生地にデザインをプリントする場合パソコンとPhotoshopやIllustratorというグラフィックソフトが必要になるので、苦手な方はできる人にお仕事として依頼しましょう(安くはないかもしれないけど)。
もしそのスキルを1から身につけるとなると、紙ベースのグラフィックデザインを一通り勉強すると良いかと思います。
色指定も紙と布は色見本から違うので、いろいろ作ってみるといいですね。
以前調べたのですが、山梨かどこかに住んでいらっしゃるテキスタイルデザイナーさんが、オリジナルのテキスタイルデザインを起こしてプリントまでしてみよう!という講座を行っていました。これはIllustratorが使えないとついていけないかもしれないです。
またデザインは起こせないけどどういう工程で出来上がるのか体験して見てみたいという方には、MAKERS BASEなどの工房で、すでにあるデザインを選んでスタッフさんに手伝ってもらいながら作っていくという体験講座もあります。
自分のレベルに合わせてできるところからトライしてみてもいいかもしれません。
デザインをせずただ発注するにしても、自分でどこまで製造過程を知っていて、実際に見ているかっていうのは、思った以上に結果に響いているものだなぁと思う今日この頃なのです。
まとめ
まとまりがない文になりましたが、最近ほとんどできていない裁縫ネタだったのでちょこっと書いてみました。
そして、今日は自分の文体の穏やかさに驚いております(仏レベルが上がったのでしょうか)笑
これからの世界はこんな感じでオリジナルのものを欲しいだけ作るっていう動きがどんどん主流になっていくのかもしれませんね。
Nozomi.
このブログでご紹介・おすすめしているリラックスショーツ・リラックスブラは主に「はごろもランジェリー」の型紙を使用しています。2500部以上の販売数を達成した、某ふんどしパンツの型紙企画制作経験から作られた型紙です。
従来の、魅せる為の下着、補正する為の下着とは別ジャンルの「リラックスする為の下着」それが「リラックスランジェリー」です。補正力はありませんが、自分で調整できる作りで、余分な締め付けがない為、緊張した体を緩めるとして支持を集めています。
最近では、就寝時のみふんどしパンツを着用して、良質な睡眠を促進すると言われている「夜ふん」が若い世代でも注目されているようです。
「自分で作るのはちょっと・・・」「お裁縫が苦手」という場合は、完成品の注文もできます。裁縫初心者でも大丈夫!まずは簡単な「手ぬぐいブラ」や、生地選びが苦手な方に嬉しいキットもあります。
私自身は中学生の裁縫レベルから初めましたが、コツコツ続けて自分で作れるようになりました。型紙には、初心者がつまづきやすいポイントをカバーした、わかりやすいレシピがついています。
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