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最近、読書ブーム。今日は、「ハイパーメディアクリエイター」こと高城剛氏の本「私の名前は高城剛。住所不定、職業不明」です。
Contents
144の問いに答えていくスタイル
この本は、144の質問に対して、それまでの高城氏の経験や思想が答えとしてまとめられている内容となっています。途中、年齢ごとの経歴のコラムが挟まれており、高城氏とはどんなことをしてきた方なのかを少し知ることができます。
個人的には、クリエイターとしての認識、人生に対する考え方、お金、時代に関してのトピックが印象的でした。
お金を持っているけれど誇示しない人や、お金を持っていないけど、あからさまに欲しない人は健康に見える。そんなお金にとらわれることより、自由に生きるべきです。(略)行きたい時に行きたい場所に行き、やりたい時にやりたいことをする。もし、やりたいことがお金が理由でできないというなら、考え方が間違っています。ほとんどの場合、お金ではなく、お金を言い訳にしているだけだと思います。逆にそのような考えの人は、もっとお金のことを学ぶべきでしょう。学ぶことで自由になれるのです。
引用:「私の名前は高城剛。住所不定、職業不明」 P46
アイデアはどうやったら出るのか、という問いに対して。
「アイデアと移動距離は比例します。日常から離れれば離れるだけ、俗と欲がなくなり、自身が活性化しアイデアが湧き出ます。すなわち、本当は持っている素晴らしいアイデアを邪魔しているのは、俗と欲なのです。そして、アイデア力が上がることは、実は自分のバージョンアップを意味するのです。まずは、新しい視点が芽生えることから、はじまります。」
引用 : 「私の名前は高城剛。住所不定、職業不明」P54
僕の考えるクリエイションとコミニケーションのベストバランスとは、映像でも音楽でも文字でも写真でも絵画でも建築でも、例えばアイデアだけでも、素晴らしいエネルギーを作り、それを伝えることだと思います。
出来上がったものに対して、見た目がカッコいい、話題性があるなどではなく、根幹にあるアイデアの「熱」のようなものを伝えられるか、が大切だと思います。(略)
確実に言えることは、お金や欲望はアイデアの天敵ということです。お金の捉え方は本当に難しいのですが、お金を稼ぎたいという欲望も、清貧が美徳というのも、実は両方同じ罠なのです。お金や欲望という罠が素晴らしいアイデアが生まれるのを、一番邪魔しているのは間違いありません。
引用 : 「私の名前は高城剛。住所不定、職業不明」P58
他
- 時代の潮の目を見ることがクリエイターとして最も大事。
- 時代にとって必要なのは、新しい生き方の創造。
- 半年でも仕事を休んで、違う街で違う仕事をすれば、そのあと20年の人生は変わる。
- どんな問題も、解答は必ず自分の中にあります。
- 移動距離と真実を見る目は比例する。
- 人間の想像力は移動距離に比例する。
- 失うことは得ることの第一歩。
- 悩みは自分の中のネガティブな創造から始まる。
- 「まじめに」と「楽しく」が反対語であることが日本人の問題のひとつ。その二つは共存可能である
- 最も大切にしていることは、自分と話すこと。理屈より直感。サーチエンジンを使う前にどれくらい自分と向き合って、どれくらい創造できたか、が勝負。
- 海外で仕事をする上で大切なこととはハッキリ言えば語学力と国際感覚だけ。
など。彼の場合は「移動する」ということがとても大事な要素のひとつなのでしょう。いや、実は自分自身も体質的に移動の性質「強」なのですが、心理的にすごく腰が重たいなと感じることもあり、この本の「移動の一番の問題は、決断を伴う精神力と体力。予算ではない」の一言にぶちのめされております。。。
途中に、高城氏が一番影響を受けた人物として母親を上げており、お母様は日本全国を飛び回る茶道の家元だそうで「母親を通じて、僕はもっと大きい存在について学ぼうとしているのかもしれない」という下りがとても納得で、素晴らしい視点だと思いました。
「住所不定、職業不明」というか「自由」
常になんでも自分で作ってみたいという高城氏は「誰よりも創造的でエキサイティングな日々を、その時々で送ってるだけ。型には絶対にはまりたくない」と述べています。その通りの行動と、影響力を放っていることは確かですし、何よりも、自由な人だという印象を受けます。
「自由」とは一体なんでしょうか。
どんな状態が自由と感じるかは人それぞれ違います。「自分勝手」と「自由」も全く別のものです。過去に自分が思っていた「自由」というのは、もしかしたら自分勝手や自己満足の部類だったのかもと考えさせられることがここ数年で何回かありました。自分にとっては幾つかあるテーマのうちの一つなので、感覚的に感じてはいますが、まだ言葉にできるほど完全な答えは出ていません。
それよりも、なぜ「自由になりたい」「自由ではない」と「思う」のかを、掘り下げているところです。これについてはまた別記事で書きますが、心理的なものや、自動思考を作る原因が自分の中にあるのですね。「自由でありたい」と望んでも、潜在的にそれを許していなければ「「自由でありたい」と思うばかりの日常」を産むだけで、体感的にはあまり大きな変わりはなかったりします。
巻末に「人生とは世界一の自分を見つけ出せるかどうかに尽きる」と書かれているように、自分ととことん向き合い、湧き上がるものを創造し時代とともに変化していけるか、そしてどう自分らしく自由に生きていくのかを考えさせられる一冊でした。
高城氏は未来を生きている人
この本、2010年に発行されていますが、2018年の今読んでいても「すでに未来を生きている人」だと思いました。年齢的に経験する精神性の部分もあるかもしれないけれど。。。
全体的に、未来予知のような発言が多いのは、瞑想を日常的に行うだけでなく、スキルとしてかなり磨いていることで「感じる力」が高くなっているのではないかと推測。
個人的には、年のはじめに瞑想を勧められましたが、本格的に瞑想や瞑想的行動を意識していく時期かもしれません(なんて数秘7の年っぽいテーマなのでしょう)。
WEB上で読める高城氏のコラムや対談の一部
ざっくり調べたのでピンとくるものがありましたらどうぞ。
「スマートフォン・バブルのツケは、必ずやってくる」
▶︎ 「2018年、日本と世界はこう変わっていく」(2018年3月 MAG2NEWS)
三宅洋平氏と高城剛氏の対談
▶︎ 【高城剛×三宅洋平】2040年代に世界は激変し日本が世界を牽引する?
▶︎ 【高城×三宅対談2】三宅さんは自民に行けば?高城剛が「爆弾発言」
津田大介×高城剛対談
▶︎ 「アフター・インターネット」――ビットコイン、VR、EU、日本核武装はどうなるか?
最新著書「不老超寿」インタビュー
▶︎ 「ヒューマン3.0」人間は7万年ぶりに進化する──高城剛『不老超寿』第1回
▶︎ 偶然の膵がん発見「ミルテル検査」の精度は99%──高城剛『不老超寿』第2回
▶︎ 生き方を考える前に、自分の「遺伝子」を調べよう──高城剛『不老超寿』第3回
キーワードは、「生き方」を考える前に、自分を知る。清濁合わせ飲む在り方。もうひとつの自分を作る。彼ほど専門的にならなくとも、まずは、栄養療法(オーソモレキュラー療法。メガビタミンとも呼ばれている)を行っている病院などで検査ができますので、一般人でも体の状態を調べることは可能です。調べてみたら、分子栄養学のカウンセラーさんがブログ記事にしていらっしゃいました。
少し古めですが、影響を受けた方の体験談など。
▶︎ 高城剛とは何者なのか? 今後、日本人が世界で生き残るためのロールモデルとして考える。
▶︎ あの高城剛に影響を受け、海外に住めるようになった29歳のぼくがオススメする!人生が変わる高城剛本7冊
最後に。活躍している人の言葉に流されすぎないことも大事、と思わせてくれる記事。
▶︎ 高城剛の信者だった自分がメルマガを辞める現在になって思う思考停止の罠
影響力のある素晴らしい人たちの言葉は、きっかけを与えてくれるものであることは確かですが、すべての言葉は「語ったその人にとっての真実」であり、「自分にとっての真実」ではない場合もあります。鵜呑みにしてやって見てわかるタイプ、鵜呑みにせずリサーチして比較検討して採用するかを決めるタイプ、それぞれに合ったやり方があるので、自分自身と相談して決めて行く。情報も人も、程よい距離感が大事だと思う今日この頃です。
Nozomi.
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