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先日ミヲリさんの本をやっと読みました。初めてお話したときにも思っていたけれど、やっぱりミヲリさんて、素敵。
絵を学びたい人、仕事で絵が必要な人、絵の才能を磨きたい人には必読の一冊。具体的には、「絵を学びたいけど、どうしたらいいのかよくわからない」とか「デッサンやれっていうからやってみたけど、自分はどこに向かってるんだろう。。。」みたいな、絵に関してなんらかのコンプレックスがある社会人、これから絵に関する仕事を目指す人向けの本です。
Contents
自分のタイプと傾向、画力向上のための対策を知る
どんな人間にも長所と短所があり、得意不得意があります。自分がどんなタイプかざっくりとまとめられているページがあり、画力を向上させるにはどこをどう対策するとよいか、分析することができます。
ちょっとしたワークと自己診断用チャートもあります。わたしもやってみました。
どれも中途半端なんですが(汗)図を見るとアーティスト、コンセプトアートタイプに近いのかもしれません。自分では普段やってることはデザイナー的で、イラストタイプかなぁと漠然と思っていたけれど、技術的に向いていて、磨くべきスキルは思っていたのとすこし違いがあるようです。面白いですね。
すべては必然かもしれないけど。。。
すべては必然。分かっているつもりですが、わたしはこの本、5年早く出版されていて欲しかった。。。と思いました。独学系、社会に出てから絵を学ぶ人にとって道標になりうる本の内容は、ミヲリさんのデッサンスクールに通っていた時にまさに知りたかったことだったのです。
経験もない、自信もなければ、行先もよくわからない、かと言ってパッションだけで突き進める感じでもない。。。不安で視野が狭く、どうしていいのかわからないけど、少しの可能性があるならなんとかしようともがいていた当時。なんとなく、上手くなりつつあるのはわかるけど、自分はどこに向かっているんだろう?と思っていました。
いま自分を振り返ってみて、その時の情熱のようなものは、燃えるまでやりきったんだろうか?と思った時に、正直、先日のダルマチェック2のフィードバックもあって、途中で目的見失った感は否めないのですが。。。。 苦笑 夏休みで言えば、後半に忘れてた宿題見つけちゃった、みたいな気分ではあります。
絵に限ったことではありませんが、自分が何のために学ぶのか、何のためにトレーニングを積んで書けるようになりたいのかが明確にあると、途中で躓いても着実にステップを踏んで進んでいけるんですよね。
(こういう考え方が落ち着いて出来るかどうかは、健康的な自己肯定感、メンタルの影響は大いに、大いに、あると思う。人生には時に不安定で落ち着いた考えができないこともある。とにかく早く結果を求めてしまったり、他者と比較して自分なんて・・・みたいな思いがすごくて、ぐるぐる迷宮入りする。それでもそれを抱えたままでいいから、とにかくいい先生やバイブルを頼りに少しでも技術を磨いて、コツコツ現実的に結果を残すしかない。それがのちに自分を救うことになる)
横道にそれそうになったり、目的を見失いそうになったり、くじけそうになった時にバイブルになりうる本です。
絵は一生かけて学んでいくもの
わたしが出会い、見ていたミヲリさんは「芸大卒で、めちゃくちゃ絵が上手で、美術だけじゃなくて音楽も語学も経営もできて、非の打ち所がなさそうなイメージ」でしたが、それは「すでに出来上がった彼女」であったわけで。本を読んで、今は完璧に見える彼女でも努力を積み重ねて出来上がっているんだなぁと改めて「絵はすぐに上手くならない」とタイトルに通じるものを感じました。
本には、「日々スケッチや模写をして、とにかく沢山形を覚えなければと思っていた」と書いてあり、そういえばInstagramでよく見ているアーティストの方も同じことを言っていたのを思い出しました。上手くなるコツはなんですか?というような質問に対して「とにかくラクガキやスケッチを沢山して形をストックするんだ」と言っていたのです。
沢山のスケッチをしているのは、単に技術が上手くなることだけではなくて、引き出しを増やして作品や仕事にすぐに活かせるように、という意味もあるんだなぁと今更ながら理解している次第であります。(不安から焦って生きていると色々と見えていないものですね。。。汗)
美術や語学は、音楽や数学と違って遺伝的な影響が少なく、自分次第である程度のレベルまで上げることができる、ということが研究で分かっているそうです。絵は一生かけて学ぶつもりで、と思ったら、焦っても仕方ないし、コツコツ自分にあったやり方で積み上げていけばいいんだなぁと思いました。
ミヲリさんの教え
著書の中にこうあります。
< 自信がないことが最大の敵 >
技術を学ぶということは、自信がつく、鼻っぱしを折られる、また自信がつく・・・の繰り返しです。しかし感性にかけては信じるしかありません。誰がなんと言おうと、自分の感性は正しいのです。
よく知らない人ほど、アートは感性だとか、センスだとか言います。そういう人のことは放っておきましょう。誰でも必ず持っている「感性」というものを自覚し、技術を持って形にできる人がすごいのです。
それでも自信がない人は大抵の場合、人とコミュニケーションを取ることが苦手です。人に必要とされたり、人と比較することで、人は徐々に自信がつくのです。
絵を描く方で人と話すのが苦手な人は多くいますが、話さなくてもよいから誰かがあなたのことを好きで、遊びに誘ってくれたり、飲みに誘ってくれたりしてくれれば自信がついてきます。その人はあなたの「感覚」が好きなのです。「考え方」が好きなのです。「性格」が好きなのかもしれません。それがあなたの個性であり感覚であり感性です。あとはそれを技術力で構築し、作品まで持っていくだけです。
すなわち、人間であるということが、そのまま「センス」です。それがわからないと「絵のセンスがある、ない」などと片付けてしまいます。センスとは人間力のことであり、あなたそのものであるのです。ぜひとも小さな自信を育てて、あなただけのセンスを磨いてください。
引用:「絵はすぐに上手くならない」成富ミヲリ P121〜122
実は最初にデッサンスクールの面接に行った時にお話聞いたときの日記に数々の名言が残っていました。
「ビジネスをつくることも、アートととてもよくにている」
「二兎おうものは一兎も得ず、ていうけど追いたいものは全部追ったほうがいい」
「結局、周りは周り、自分の意見が一番正しい」
「いろいろ文句いう人ほどそれができない」
「あえて競争に参加せず負けて相手をたてて人生には勝つ」
「いままでばらばらだったものが三十歳こえるとくっついてくるよ」
時を超えて、今めっちゃ染みる名言集。。。。
自分グッジョブ。
やっぱりミヲリさんて、ほんと素敵(二度目)。
ミヲリさんのエッセンスを感じる本、絵だけでなくこれから学ぶすべてのことに応用できそうです。
ミヲリさんは都内のデッサンスクールも運営されていらっしゃいます。都内で幾つかデッサン教室に通いましたが、着実に成長したいならここのカリキュラムは本当におすすめ。先生たちのフィードバックが超人生論。。。ってことがよくあります。
私は今日からスケッチ、はじめてみます〜。
この本の中の「某出版社から出ているハウツー本はいろいろ内容が間違っている」的な指摘がありましたが、どこの本なんだろう。。。。汗 知っている通りすがりの方、いらっしゃいましたらぜひ共有願います。。!
Nozomi.
このブログでご紹介・おすすめしているリラックスショーツ・リラックスブラは主に「はごろもランジェリー」の型紙を使用しています。2500部以上の販売数を達成した、某ふんどしパンツの型紙企画制作経験から作られた型紙です。
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私自身は中学生の裁縫レベルから初めましたが、コツコツ続けて自分で作れるようになりました。型紙には、初心者がつまづきやすいポイントをカバーした、わかりやすいレシピがついています。
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