洋裁

ブラザーの刺繍ミシンPR1050Xに対応しているミシン刺繍糸の比較など

ブラザーの刺繍ミシンPR1050Xに対応しているミシン刺繍糸の比較

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最近、関わっているお仕事でブラザーの業務用刺繍ミシン、PR1050Xを扱う機会を頂きまして、新しい学びがありました。刺繍ミシン用の糸には、いくつかメーカーがあるのですが、今回は3つのメーカーの比較をメモしておきます。

Contents

ブラザーの業務用刺繍ミシンPR1050X

ブラザーの業務用刺繍ミシンPR1050Xはこんなミシンです。

  • 針は10針、10色セット可能
  • 自動糸通し機能あり
  • 洋服や生地だけでなくオプションパーツを使えば帽子、靴、靴下、袖口にも刺繍可能
  • オリジナルデータの読み込み可能
  • データは「刺しゅうPRO10」という専用のソフトで作成
  • 刺繍の元データのグラフィックはAdobe Illustrator から書き出しして読み込み、刺繍プロで編集も可能 など

ミシンを触ったことがあるなら、ざっくり言えば「刺繍のための高機能で高額なミシン」です 笑

▶︎ 業務用刺しゅうミシンPR1050X

ワッペン屋さんや、刺繍屋さんではこの機種を使っているところもあるそうです。

また、ネットをみているとこれよりも針数が少ないものを個人で運用している方もいらっしゃいますので、刺繍ミシンは企業だけが持っている、とは限らないようです。

ブラザーの刺繍ミシンPR1050Xに対応しているミシン刺繍糸の比較

扱っているブラザーの刺繍ミシンPR1050Xでは以下の三社メーカーの糸を使いました。色見本帳を揃えたのでご紹介。

パールヨット

パールヨットは、ふわっとした風合いが特徴のレーヨン製の刺繍糸。

生地や糸調子によっては、もこっとしてしまってなかなかいい絵にならなかったりするので、データと完成図、生地の兼ね合いで調整が必要だと思いました。

特に最初は設定もあまりよく分からないままニット生地で使っていたので、めっちゃ苦労しました。。。結果あまり綺麗に仕上がらなかったので、個人的にはニットにパールヨットは合わないんじゃないかと思いました。

刺繍屋さんではパールヨットを使っているところも多いです。柔らかい風合いの質感を出したい時に良さそう。

キングスター

キングスターはパールヨットよりも普通糸に近く、シュッとしています。

ブラザーの刺繍ミシンPR1050Xに対応しているミシン刺繍糸の比較

最初にパールヨットで四苦八苦してしまったため、比較対象がパールヨットなのですが、笑

比較的ニット生地にも刺繍しやすかったです。

写真はポリエステル100%の刺繍糸。光沢がすこしあります。また蛍光色や金銀色もある様子。

レーヨンのものもあるらしく、光沢がないものがあるとか。裏面にはpantoneの色と糸番号の一覧があります。

ウルトラポス

ウルトラポスはレーヨン製の刺繍糸。素材感はキングスター寄り。ニット生地にも綺麗に刺繍できます。

キングスターより少しテカリというか反射があり、色見本を遠目で見てもキラキラして見えます。

蛍光色、金銀、メタリック(カラー)もあります。ネットでは色見本が古いものもあり、色数が全然違うので注意。

通販サイトでウルトラポスを調べると「ブラザー」のキーワードが出てくるように、ブラザーの刺しゅうミシンの糸調子に適した刺しゅう糸は、ウロトラポスが主流のようです。

今回は必要な色がウルトラポスにあったため、ウルトラポスに落ち着いたのですが、例えばブランドカラーなど特色指定の場合は、キングスターとウルトラポスなど、複数の色見本から選出するといいと思いました。

また、あるブログで拝見したのですが、上記三社以外の刺繍ミシン糸も使えるようです。

他にもカントリーなどメーカーが沢山あるようなので、必要に応じて調べていきたいと思います。

刺繍ミシン用の糸はどこで買えるか?

ミシン屋さんで刺繍糸を扱っているお店や、手芸屋さんにあります。糸の色は全部揃っているわけではない場合があるので、問い合わせしたほうがよいでしょう。

色見本もお店によって扱っているメーカーが違うようなので、その場合はネットショップをうまく使っています。

色見本帳は、時々古くて糸数が少ないものも販売されていることがあるのでよく調べることをお勧めします(ウルトラポスでやらかしました 笑 )。

ブラザー刺繍ミシンはカスタマーサポートをうまく使おう!

このブラザー刺繍ミシンは、ミシンの基礎がわかるなら入り口は難しくないものの、刺繍用データの作り方が少し特殊でして、説明書だけではわからないことも沢山出てきます。

そんな時はブラザー刺繍ミシンのカスタマーサポートセンターに質問してみましょう。

中でも、刺繍ミシンマスターみたいな方がいて、その方に細かく教えて頂いて本当に助かっています。。。

オリジナル刺繍データを作るには刺しゅうPRO10を使って作ります

オリジナルの刺繍データで刺繍をするには、刺しゅうPRO10というソフトを使っています。

ブラザー刺繍ミシンのデータの作り方は、いろんな方がブログでわかりやすく説明されていますし、今回は長くなるので割愛します。

参考 ▶︎イラストレーターと刺しゅうPROと家庭用ミシン(刺しゅうデータの作り方)

元のデータは、刺しゅうPRO10内で一から作るか、イラレ(Illustrator)で作って書き出しし、刺しゅうPRO10での微調整をするかどちらかです(このソフトはWindowsでしか動きません)。

さらにいうと結局は刺しゅうPRO10内で1からデータを作るのが一番綺麗らしいのですが、イラレほど融通が利かないベジェを一つずつ引いていく骨の折れる作業です(T . T)

そりゃぁ、納期がなきゃずっとやっていたいですけどね・・・っていう。刺繍屋さんいつもありがとうございます!

やってみてわかることって本当に沢山ありますね〜。

まとめ。全ては繋がっている

以上、刺繍ミシンの糸メーカー3社比較のメモと余談でした。

このブログを始めてから裁縫や洋裁を始めたことが、気付いたら仕事に繋がっている最近です。

仕立てに関してはプロには程遠いものの、自分で服を作ってみたり、生地の種類など必死になって情報収集したことや、リラックスランジェリーを作り型紙開発に関わった経験は、実はかなりの肥やしになっているのです。

何が繋がるか、ほんとうにわからないものですね。

はるちゃんやみなさんに出会って、お裁縫も含めてアドバイスや応援の声を頂いたおかげで、今があります。

いつもありがとうございます(^-^)

Nozomi.

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