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気になっていたルグさんの「ゆるりパンツ」を買ってみました。ニット製のふんどしパンツは四角くても結構使いやすく、気持ち良いものです。
Contents
ルグのゆるりパンツ
2012年からバリを拠点に開業されているルグ(Rungu)。
ルグは、空気パンツと同じように布ナプキンやふんどしの先駆け「イノベーター」だと思います。私は2016年頃「アイデア溢れるブラ」の話を聞いて知りました。
出典:Rungu
サイトを細かく読んでいただくとわかるのですが、バリの暮らしに根付いた視点で「環境」や「人」を考えた商品や縫製になっています。
出典:Rungu
ゆるりパンツのポイント
ゆるりパンツのポイントをまとめてみます。
コスパがいい
何と言ってもポイントは「コスパ」。
いくら体に良い商品でも価格が高くて手が出せなかったり、普段使いが出来なければもったいないと思います。経済的な余裕がなければ健康になれない、というのも悲しいです。
そんなに頑張らなくても、生活の基本であり日常使うものが、手に入りやすく身体に良いモノであって欲しい、という思いで商品を作っています。
とはいえ、価格を抑えるために、作る側に負担を強いることもあってはいけません。ルグの商品は全てインドネシアのバリ島で作っています。地元の縫製工房や草木染め工場に作業をお願いしていますが、工賃を値切ったり一方的に納期を設定することはせず、お互いに気持ち良く作ることを第一にしています。
値段については、布ナプキンの項目ではありますが「ルグのこだわり」の文を一部抜粋(サイトのURLが変更になったため)。
バリという小さい島の豊かだけれど壊れやすい環境のため、また女性の幸せのため、外国人インドネシア人を問わず、なるべく多くのバリに住む女性に使ってもらいたい、と願って布ナプキンを作っています。
ここでは貧富の差が日本よりもずっと大きく、
それでも女性の生理は経済状況を問わずみんなに平等に、毎月訪れます。Runguの商品も、自分の体をいたわり環境をいたわる気持ちのある女性ならば、誰でもが手に入れ使うことが出来るものにしたいと思っています。
ですので、一番のこだわりは「値段」です。
体の中でも特に敏感な部分に直接触れるものですから素材は厳選し、プレーンには日本から無蛍光無漂白コットンネルを輸入して使用しています。これは決して安いものではありません。この原材料費が割高な分、その他のパーツは凝らず、また縫製時のトラブルがなるべく少ないように、形もシンプルにしました。それでもでてしまう多少の形や位置のずれ、ほつれやよれなども、使用に問題がないレベルであれば、あってもよいことにしています。こうして「不良品」を少なくして、ルグなりに値段を押さえる努力をしています。
日本向けには売らない。これもルグのこだわりです。
上にも書いたように、メインの素材であるネルは日本から輸入しています。それを製品にして日本に卸すのは、裁断と縫製のプロセスの為だけにバリに運んでまた戻すということ。高い輸送料の負担はもとより、モノを移動すればそれだけ石油を使っていることになり、環境に負担を掛けています。ルグは儲かるかもしれませんが、それではバリの為にも環境の為にも良いことはあまりないと思うのです。
引用:https://www.dewirungu.com/japanese/moonpads-jp/basics/ 現:https://www.dewirungu-jp.com/about-us/
発送時の包装が最低限なことも明記されていらっしゃいますが、綺麗にコンパクトにまとまっております。
左は定期入れ(3度紛失してもなぜか戻ってくる10年来の相棒)。
肌触りの良さ
広げると、結構な「四角」具合だったので、一瞬大丈夫かなと思いましたが、着用してみると生地が柔らかいからか、ふんどしパンツにありがちな「股のクシュっと感」はあまり気にならず。
ウエストもニットなので、多少の伸縮性が余計なくいこみを生まずになじむように思いますし、結び目が痛いと感じることもありません。素材はコットン天竺。
シンプルな縫製
縫製も、できるだけ縫い子さんに負担がかからないよう、ゴミを出さないようにと考えられたそうです。
パンツと同じように切りっぱなしのニット生地でひもを使いたいなぁ、縫い子さんが楽なように直線縫いだけで済むのがいいな、布も無駄の出にくい直線断ちにできるかな、なんて考えながら、長方形のハギレを胸に当ててみて、ああやったりこうやったり…。
引用:https://www.dewirungu.com/japanese/thoughts/about-inspiration/ 現:https://www.dewirungu-jp.com/about-us/boss-ponders/
「ルグのゆるりパンツやゆるりブラで一番多いのは、本体と紐が縫ってあるその一番はしっこのほつれてくること」なのだそうです。しかし、ほつれに関しても
現代で忘れがちな「衣類を直しながら長く着る」ということを思い出すきっかけになるのなら、ほつれてきちゃうのもそんなに悪いことではないかも、とも思うのです。
引用:https://www.dewirungu.com/japanese/thoughts/about-repairing/ 現:https://www.dewirungu-jp.com/about-us/boss-ponders/
とあり、この考えに私自身とても好感を持ちました。
生理用もある
ゆるりパンツにはクロッチ付き生理用もあります。まだこちらは購入していませんが、防水布の有無と、紐のタイプが選べるようです。
出典:https://www.dewirungu-jp.com/online-shop/
確かに、布ナプキンなどを利用するとどうしてもウエスト部分が貧弱だとずり下がる傾向にああるため、生理用ふんどしパンツはウエストが太めだと結構安定します。
▲ はごろもランジェリーの生理用パンツ
「店主の考えごと」に学ぶ「特許」という制度
特許を取得していれば、他の人が私のアイデアで儲けようとしたら、それはするな、と法的に主張できるようです。けれど、そのためには、どこかで誰かが私のアイデアを「盗んでいる」のではないか、と目を光らせていなければいけません。そして、見つけたら追い込み潰す。そんなネガティブなエネルギーは私にもルグにも要らないな、と思うのです。
出典:https://www.dewirungu.com/japanese/thoughts/about-design/ 現:https://www.dewirungu-jp.com/about-us/boss-ponders/
これ、商標や意匠にも言えることなんですよね。
実際に去年、某◯パンの代理で商標申請を行う時に、ピコ太郎氏のようなことがあり、特許庁関係の方にいろいろと教えていただいた中で、商標とか特許って結構微妙な制度だなと思いました(残念ながら、諸事情により一連の流れや結果に関してのブログ記事は非表示にしています)。
特許庁は「早い者勝ち」という言い訳の元、調査もせず本家以外の申請を受けてしまうあたり、国の制度としてどうなのかとすごい憤りを感じ、最初、お恥ずかしながら担当の人に噛み付いてしまいました(今は和解しています。Aさんごめんなさい)。
今はピコ太郎氏の事件により、少しは改善の姿勢を見せているようですが。
参照:【朗報】「PPAP商標登録問題」が解決! 特許庁が半年前に “一部の出願人” に対する声明を発表していた!!
参照:自らの商標を他人に商標登録出願されている皆様へ(ご注意)(特許庁)
まとめ
出典:https://www.dewirungu.com/japanese/pants/
今回はルグのゆるりパンツのレビューでした。商品も良かったのですが、ルグの店主:紗久間あやさんの語るコンセプトが、ナチュラルでいて芯があり、とても素敵だと感じました。
公式サイト ▶︎ Rungu(ルグ)
最近は、某ふんどしパンツの事務局ごとがあらかた終わってきて、今だからこそ書けるいろいろを各記事に時々追記中今だからこそ書けるいろいろを各記事に時々追記中。今後はリラックスランジェリー愛好家(?)として、いろんな下着についても書いていこうと思っています。
Nozomi.
このブログでご紹介・おすすめしているリラックスショーツ・リラックスブラは主に「はごろもランジェリー」の型紙を使用しています。2500部以上の販売数を達成した、某ふんどしパンツの型紙企画制作経験から作られた型紙です。
従来の、魅せる為の下着、補正する為の下着とは別ジャンルの「リラックスする為の下着」それが「リラックスランジェリー」です。補正力はありませんが、自分で調整できる作りで、余分な締め付けがない為、緊張した体を緩めるとして支持を集めています。
最近では、就寝時のみふんどしパンツを着用して、良質な睡眠を促進すると言われている「夜ふん」が若い世代でも注目されているようです。
「自分で作るのはちょっと・・・」「お裁縫が苦手」という場合は、完成品の注文もできます。裁縫初心者でも大丈夫!まずは簡単な「手ぬぐいブラ」や、生地選びが苦手な方に嬉しいキットもあります。
私自身は中学生の裁縫レベルから初めましたが、コツコツ続けて自分で作れるようになりました。型紙には、初心者がつまづきやすいポイントをカバーした、わかりやすいレシピがついています。
自分の体に合った下着を一緒に作りませんか♪